ピロリ菌感染胃炎について

 ピロリ菌は乳幼児期におもに親から感染すると言われています。胃に感染したピロリ菌は生涯感染し続け、胃炎、胃潰瘍、胃がんをひき起すと言われています。とくに胃がんの発生についてはピロリ菌感染が最大の要因であり、一度もピロリ菌が感染していない人が胃がんになる頻度は非常に低いことがわかっています。また、ピロリ菌を除菌すると胃がんの発生は抑えられないものの、胃がんの発育が遅くなり、生命に影響を及ぼす進行癌になる前に発見し治療できる可能性が高くなります。 

ピロリ菌の除菌治療

 ピロリ菌を除菌すると胃癌の進行を遅らせるだけでなく、胃潰瘍の予防、胃炎の改善などの効果があります。胃カメラを受ける場合は保険診療として除菌をすることができますが、胃カメラを受けない場合は自費診療となります。

ピロリ菌の検査

 胃カメラを行わない場合は自費になります。
ピロリ菌抗体検査(血液検査) 2000円
ピロリ菌便検査(便検査) 3000円
※ 金額は税抜です。

ヘリコバクター学会(ピロリ菌学会)の認定医を取得

 平成25年、院長が日本ヘリコバクター学会(ピロリ菌)学会の認定医に認められました。ピロリ菌感染症、除菌治療などピロリ菌に関する最新の情報をご提供できますので、ご質問等がございましたら院長にお問い合わせ下さい。

ヘリコバクター学会“上原優秀賞”を受賞致しました。

 平成26年6月「第20回 日本ヘリコバクター学会総会」で院長が発表した演題 『血清H.pylori抗体陰性症例におけるピロリ菌感染状況の検討 ―とくに抗体価3U/ml未満を中心に― 』 が“上原優秀賞”を受賞しました。この受賞を励みにして、今後もピロリ菌と胃癌検診について勉強していきたいと思います。